2009年12月05日(Sat)
大規模修繕工事に向けて、引張試験を実施! [ちょっとためになるお話!]
当社が管理を担当しているマンションの
理事会様よりのご要望を受け、
大規模修繕工事に向けて、
今回、外壁の引張試験を実施しました・・
「引張試験??」
そうです。
引張試験は、古くなった建物のタイルや塗装面が、
どの程度、コンクリートと密着しているかを確かめる試験です。
築40年を超え、既に、数度の大規模修繕を繰り返した、このマンションにおいて、
引張試験の数値が悪い場合は、
折角、外壁塗装を実施しても、
過去の古い塗装面から剥がれ落ちるという危険性がある!
と判断せざるを得ないということになります・・
万が一、そのようなことになると・・・
工事予定額が、大幅に増えるということになるのですが・・・(不安!)
では早速、引張試験をお願いします。
@アタッチメントの取付け
まず、外壁面を清掃し、
アタッチメントを接着剤にて接着させ、
直ちにガムテープで固定します。
A周囲をカット
アタッチメントが完全に外壁面に接着したら、
ガムテープを外し、
そのアタッチメントの周囲を、
コンクリートに届くように旧塗膜に溝を入れます。
B測定器による測定
測定器を取り付け、
アタッチメントを引っ張り、
旧塗膜面から剥離した時の圧力(接着力)を計ります。
これで、引張試験は完了なのですが、
通常、0.5〜0.7N/mu以上の付着力が合格と言われる中・・・
なんと・・・
2.5N/muという結果となったのです・・
「やれやれ、これで、ひと安心!!」
大規模修繕工事への準備は、続くのでありました・・・
Posted by WA at 14時35分